Flaskを利用したWEBアプリの作成 戻る
Apacheのダウンロード

Apacheのダウンロードサイト(https://www.apachelounge.com/download/)にアクセスします

最新版のApache(画像ではX.X.XX)をダウンロードします。

OSが64ビット版なら

httpd-X.X.XX-win64-VS16.zip

OSが32ビット版なら

httpd-X.X.XX-win32-VS16.zip

をリンクからダウンロードしてください

環境変数の追加

Apacheのパスを環境変数に設定して、容易に利用できるようにします。以下はWindows10での設定方法です

「コントロールパネル」→「システム」をクリックしシステムのプロパティを表示します。

「システムの詳細設定」を開き、詳細設定タブを表示します。

「環境変数(N)…」ボタンをクリックします。

システム環境変数を設定します。システム環境変数側の「Path」変数を選択し、「編集(I)…」ボタンをクリックします。

「新規(N)」ボタンをクリックし、以下の値を新しい行で追加してください

C:\Apache24\bin

設定後、「OK」ボタンをクリックし画面を閉じます。

mod_wsgiのインストール

mod_wsgiはPythonのプログラムをApache上で動作させるためのモジュール、今回はこちらをインストールします

インストール方法

mod_wsgiはpipコマンドでインストールが可能、下記のコマンドを実行します

#pip install mod_wsgi

正常にインストール出来ない場合は下記を確認してください

・ApacheのフォルダをC:の直下に展開しているか?

mod_wsgiのインストールに成功したら、以下のコマンドを実行します

mod_wsgi-express module-config

すると、以下のような内容の結果が3行分出力されるはずです

LoadFile "c:/users/user/appdata/local/programs/python/python38/python38.dll"

LoadModule wsgi_module "c:/users/user/appdata/local/programs/python/python38/lib/site-packages/mod_wsgi/server/mod_wsgi.cp38-win_amd64.pyd"

WSGIPythonHome "c:/users/user/appdata/local/programs/python/python38"

その結果をすべてコピーして、C:\Apache24\conf 内のhttpd.confファイルの末尾に追記します

ここまででApacheの事前準備は整いました。

Pythonの読み込み設定を行う

バーチャルホストを利用して、Apacheで特定のURLに接続したときに、mod_wsgiを利用してPythonのファイルを読み込むように設定します

C:\Apache24\conf 内のhttpd.confに以下の内容を記載します

ServerName localhost

DocumentRoot Flaskの作業ディレクトリ

WSGIScriptAlias /top Pythonのスクリプトファイル

Require all granted

設定が完了したら、Apacheサーバーを(再)起動します

httpd

サーバー起動後に、http://localhost:80/top にアクセスして、指定したPythonのファイルが実行されれば成功です

設定内容の詳細

ここで仮想ホスティングを利用し、ポート80で来る全アクセスは対象の仮想ホスティングで処理するように設定しています

ServerName localhost

対象サーバーのサーバー名を指定しています、この場合はlocalhostとしてサーバーが立てられます

WSGIScriptAlias /top Pythonのスクリプトファイル

指定されたURLとPythonスクリプトの紐づきを指定します

/topがアクセスの来るパスの指定となり、/topにアクセスが来たら指定したPythonスクリプトを実行します